春香山(906.7m) 
純登山 銭函海岸コース H23.10.19 単独 登り2:59 下り2:00 往復距離約19.3km

 ポイント
 純登山をするために、海抜0mの小樽(西)側の漁礁でガードされた港を発着地とする。
 山頂からは石狩湾が良く見えるが、山側は見えない。山頂の奥には訪れる人の少ない三角点がある。

 アクセス
 JR銭函駅前通りを西へ辿り、銭函川に架かる銭函橋を渡り港の中に下る。
国土地理院地形図 GPSトラックは山の地図帳「2011.11.19」へ 周辺地図

 銭函の港から小樽の赤岩山を遠望して、春香山に向かう。踏み切りを超えて直ぐに、河岸段丘の斜面に付けられた生活道路に取り付く。この道は私道のようで「ここは私有地です/自己責任で/通りましょう。/歌棄町内会」の看板が架かっている。道はジグを切って登って行き、登り切ると両脇が笹の生活道路が続いているので、自己責任の意味が分かる。一見、登山道か遊歩道のような雰囲気の道を学生や通勤者がすれ違う。  私道は住宅地の一角に出るが、出口には地元の人達の生活道路なので標識はない。
銭函の港(↑大) 海岸段丘の道(↑大) 生活道路 市街地に出る
 桂岡の市街地にでると、春香山は見えないが、和宇尻山と鹿山が見えていた。国道5号線を横切りセブンイレブンとラルズマートのある交差点から延びる十万坪線を登って行く。十万坪線の終点近くになると、左に公園があり、住宅地が途切れそうになる。右の住宅地に入り山側へ行くと、登山口の標識(春香山東海大学銀嶺荘の標柱)がある。登山道を辿って行くと、桂春橋があり、スコップも置かれ除雪の協力をしていた。
和宇尻山を 十万坪線の終点 春香沢の登山口 桂春橋
 黄色く色付いた林に日の光が差込んで綺麗だと思った。やがて、砂防ダム登山口からの道が合流する分岐になる。この辺りから赤く色付いた葉が多くなり、見上げながら、時折、舞い降りる赤い葉に目を奪われる。振り返ると十万坪(三角点373.7m)の山腹が綺麗だった。
黄色い登山道 砂防ダム分岐 紅葉が 振り返ると紅葉が
 標高500m辺りで、突然展望が開け石狩湾や銭函天狗岳が望まれる。頭の上には、山一番の紅葉が揺れていた。土場に辿り着いて、初めて林道を何時横切ったか疑問になる。土場から石狩湾を望もうとするが、潅木の背が高く断念する。昔は、石狩湾や銭天が望めて、絶好の休憩ポイントだったのだがと思い返す。
石狩湾(↑大) 銭函天狗山(↑大) 山一番の紅葉(↑大) 土場から(昔へ)
 土場の奥には「銭函峠銀嶺荘」の棒杭が立っていた。尾根に上がると周囲の山が見えなくなり、不安になるあたりに「春香山銀嶺荘」の矢印が現れる。銭函峠から直角に曲がって行くと和宇尻山が見え出す。
銭函峠銀嶺荘の棒杭 春香山銀嶺荘 銭函峠 和宇尻山(↑大)
 一コブ超えると、銀嶺荘が現れる。壁には「春香山30分」の看板が打ち付けられていた。銀嶺荘の正面に回ると、呼び鈴、温室時計、価格表が見える。
銀嶺荘(↑大) 春香山30分 正面(↑大) 価格表
 掲示板には山番下山中の文字が書かれていたが、ホーロー製のニッポンビールの看板は戦後間もない時代物だった。レーキ、スコップ・フォーク、メルヘンチックな犬と鮭を背負った少年等の飾り物も並んでいた。春香沢川に架かる木の橋を渡って登山口へ辿る。
ニッポンビール レーキ スコップ・フォーク 春香沢川
 「春香山頂上」の看板の立つ最後の登山口?から登って行くが、木々の葉は既に落ち、道端に残雪が残るぬかるんだ道になる。登山道がジグを切りだすと展望が良くなり、石狩湾が望めるところがある。何度かジグを切りながら登って行くと、最後に、ちょっとした岩壁がある。壁を登ると、平らな主稜線になり山頂標識の立つ広場に到着する。
春香山頂上 石狩湾(↑大) 岩壁 山頂標識(↑大)
 和宇尻山越しに石狩湾が見え、砂浜に波が打ち寄せ真っ白で、まるで真珠の首飾りのようだった。銭函天狗山は眼下に見え、その背後に市街地が広がっている。
           和宇尻山        石狩湾               銭函天狗山 
 山頂標識は新しいものに架け替えられていた。石の上にリュックを置き、奥の三角点を目指す。倒木を2本越えると三角点はあった。以前は、簡単に来れたが笹薮になっていた。再び、山頂標識に戻ると、大勢の人で賑わっていた。石狩湾を撮し、飲み水のペットボトルを交換して早々に下山を開始する。以前は主稜線の端から定山渓天狗岳など定山渓の山々がみえたが、木が大きくなったのか展望が遮られてきたようだ。銀嶺荘を通過して、銭函峠に着くが、峠からj南岳方向へ下る道が良く手入れがなされていて、看板が無ければ真っ直ぐ下りかねないと思いつつ、直角に曲がる。
新しい山頂標識 三角点 石狩湾(↑大) 銭函峠(↑大)
 土場に下って来るとやはり、すっきりした展望はないことを実感する。土場から林道を下って見ようと、荒れた林道に入る。林道は草で覆われ、時折、アザミの実が体に付いてきたり、落ち葉に隠れた枝が足をすくい、危なく転びかけたことが何回もあった。林道を造るときに削った断面から岩の断層が良く見えるところもある。草の薄い所もある林道を下って行くと、春香沢の入り口の看板が架かっていた広場に到着するが、今は看板も無く、林道の痕跡もなさそうだった。
土場(↑大) 左林道・右登山道(↑大) (↑大) 草の薄い林道を(↑大)
 紅葉に綺麗な藪を下って行き、ようやく、登山道に戻って林道を振り返ると、登山道には交差してはいるが林道とは思えないくらい荒れていた。砂防ダムの分岐からは砂防ダムの方向へ下って見ることにした。銭函峠川沿いに下って行くので、綺麗な川が覗ける。
紅葉の藪 林道を振り返る(↑大) 砂防ダム分岐(↑大) 銭函峠川(↑大)
 銭函峠川の橋を渡り、今度は、銭函川を渡ると銭函天狗山へ行く林道にでる。分岐には、確りと「春香山/東海大学銀嶺荘」の看板が設置されているが、銭函天狗山への道標は無くなっていた。銭函川の右岸を下って行くと砂防ダムの横のゲートは閉まっているが、砂防ダム側には道路が付けられゲートの意味が半減するのではと思いながら通過する。砂防ダムの駐車場はまだ、閉鎖中だった。家電リサイクル法が施行されてから、随分、不法投棄が増えてしまったから仕方が無いことだとは思う。家電リサイクル法は買取をして交換を促す方が良かったのでは思いながら下って行くと、再び、浄水場のところにゲートがあった。登山者はゲート前に路駐しているようだった。
 帰りは、昼食場所を求めて十万坪線を一気に下って行くが、何処にも公園は無いので、私有地に延びる生活道路に入ってしまう。
道標 砂防ダムゲート(↑大) 浄水場ゲート(↑大) 生活道路入り口(↑大)
 河岸段丘の道は、登山道顔負けの生活道路だ。踏み切りが電車通過により下りてしまったので河岸段丘の取り付きを振り返る。港の中に下って行き、ようやく昼食にありつけると思ったら、流れ付いていた家具を燃やしている最中だった。東北から流れ付いたものだろうかと思いながら、煙に追われて立ち去る。
 帰りは、銭函駅から自転車に乗り、銭函の町を走っていたら、海水浴場のロープが外されていたので、入らせて頂くと、和宇尻山の奥に春香山を望むことができた。
河岸段丘の道(↑大) 道を振り返る(↑大) 港から石狩方向(↑大) 春香山を(↑大)
 帰りは、星置緑地のみはらし山に上がり、手稲山を見上げ、紅葉を見ながら山頂の岩に座り食パン2枚の昼食を食べる。

  

 二人の山行記録
 桂岡〜砂防ダムコース(銭函海岸基点)

 2011年10月19日(水) 晴れ 登り2:59 下り2:00(林道)
 7:53銭函海岸→8:33桂岡登山口→8:54分岐(右へ)→9:03Y分岐(林道から登山道へ)→9:40土場→9:59銭函峠→10:17銀嶺荘→10:21登山口(右)→10:48山頂標識→10:52山頂(三角点)→10:57山頂標識→11:12銀嶺荘→11:27銭函峠→11:36土場→林道左へ→11:57十字路→12:05分岐→12:12銭天分岐→12:18ダム登山口→12:19ゲート→13:02銭函海岸